「患者さんに寄り添うコミュニケーション」とは?

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    医学生

 九大医系サポートセンターでは、5月21日に5月度の九大医学生ミーティングを開催しました5名の学生が参加しました。

 

今回は学生からの要望で、「患者さんの立場に立ったコミュニケーションとは何か。」についての学習会を行いました。講師には、九州大学で模擬患者を17年務められ、「ファイナルステージを考える会」世話人の山本和子さんをお迎えしました。

山本さんから、患者は恐怖心をもって病院に来ている。ご自身ががんと告知された後に頭が真っ白になりパニックになったお話など、患者としての思いを語りました。また、模擬患者として携わる中で、「学生には部活やアルバイトなど大勢の人と関わって欲しい。またコミュニケーションの工夫がたくさん詰まった本を学生の間に読むことをお勧めしたい。」と思いを話されました。

 

お話の後は、がん告知と認知症のロールプレイを行いました。医師役を担当した学生からは、「途中で苦笑いしてしまった。患者さんへ配慮して話す事が出来なかった。」「専門の外来を案内したときに断られたらどうしようと不安だった」など感想がありました。

 

千鳥橋病院の有馬医師(総合内科・地域包括ケア病棟医長)よりデモンストレーションをしてもらい、学習をさらに深めることが出来ました。ロールプレイ後は、臨床実習で患者さんと関わる中での疑問などを話し合い、患者さんの視点や気持ちを学びました。臨床実習中の学生はもちろん、大学では座学中心の低学年の学生にとっても貴重な学びとなりました。

 

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            ファイナルステージを考える会理事の山本さんと有馬Dr 

 

学習会感想

  • コミュニケーションの難しさを感じた。ストレートにはっきり伝えた方がいい場合もあるし、反対にぼやかしながら話すべき場合もある。状況に応じて判断が必要だと思った。
  • 患者にとって医師からの言葉だけではなく、表情や話しかける態度がかなり印象に残るということが一番印象に残った。
  • 患者さんに話すときにどこまで崩した言葉にするのか、どこまで曖昧にせずに伝えるべきなのか考える機会になった。
  • 前から気になっていたことの多くをこの学習会で聞く事が出来て良かった。患者さんの好みや状況を読み取って対応を変えていくことが出来るのがコミュニケーション能力の中心になるのかなと思った。

 

九大医系サポートセンターでは、大学では学べない患者さんの生活、貧困、公害、熱中症、ホームレス医療支援、高齢者、障がい者の抱える問題など様々な学習会の場を提供しています。

また、千鳥橋病院が所属する民医連では、各大学の近くに医系学生サポートセンターを開設しています。学習会をはじめ、昼食会・夕食会なども開いていますので、お気軽にお越しください。

http://www.chidoribashi-resident.jp/igakusei/support.html

 

 

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