医療生協わたり病院への医師支援ニュース『雪うさぎ』(ver.3=2014シーズン)をぜひお読み下さい!! 福島市内にあるわたり病院を、医師研修のできる病院として、原発事故に苦しむ福島にあって被災者とともにある病院として、継続・発展させていくため、民医連内外のドクターに、支援への参加や後期研修(一ヶ月程度の地域医療研修なども含む)を心より呼びかけます!!

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    医学生 初期研修医 後期研修医 医師

医師支援ニュース『雪うさぎ』(ver.3=2014シーズン)をぜひお読み下さい!!

福島市内にあるわたり病院を、医師研修のできる病院として、原発事故に苦しむ福島にあって被災者とともにある病院として、継続・発展させていくため、民医連内外のドクターに、支援への参加や後期研修(一ヶ月程度の地域医療研修なども含む)を心より呼びかけます!!

2011年3月の原発事故後、未だに避難生活を強いられている人は10万人を超えます。医療従事者、医師も同様で、職場を離れざるを得なかった人も少なくなく、医療機関の多くが未だに震災以前の状態を回復できていません。

福島市内に流れる阿武隈川をわたったところにある渡利地区は、福島第一原発から阿武隈山地を超えた放射性物質を含んだプルームが山際に降りそそいだ結果、福島市内でも放射線量が高い地域といわれています。そうした渡利地域にある医療生協わたり病院(民医連加盟)は、震災直後に医師や職員の退職がありながらも、地域にふみとどまり、医療を守りながら、原発被害に不安し、またたちむかう住民を医療者の立場から支え続けてきました。

全日本民医連は、民医連に加盟する病院でもあった医療生協わたり病院に対して、2011年秋以降、医師支援を継続してきました。2011年は福島市内の夜間救急を支えるための輪番日当直支援、2012年は医師体制のきびしさを支えるための内科医師支援、2013年は困難の中で奮闘するわたり病院での研修を開始した1名の医師の研修を成功させることを目的とした青年医師や後期研修医による支援、2014年はわたり病院が医師研修をおこなう条件を確保することを目的とした内科医師支援です。2013年につづいて、2014年も1人の医師がわたり病院での研修をスタートさせています。そして2015年も複数の研修医を迎え入れようとしています。

支援は、1日から2日の当日直支援に始まり、1週間交替での内科支援、1ヶ月から3ヶ月に及ぶ比較的長期の支援や支援を兼ねた後期研修、小児科医師による小児科支援など、短期長期おりまぜて継続され、100名を超える医師が参加しました。民医連外の医師によるわたり病院への支援も含まれています。送り出す側も医師体制に余裕があるわけではありません。中には、原発事故による影響をひきずるわたり病院の医師体制より厳しい病院からの支援もあります。また、民医連外からの支援もありました。

全日本民医連は他にも、郡山にある桑野協立病院の当日直を支援するため、月2回程度の医師支援を継続しておこなっています。医師以外では、わたり病院への看護師、薬剤師、臨床工学技士などの支援、小名浜生協病院(いわき市)への看護師支援などもおこなっています。こうした人的支援に加えて、福島の職員や組合員のみなさんへのリフレッシュ休暇企画の提供や、支援物資の継続的な提供など、さまざまな支援が全国でとりくまれています。

今回紹介する『雪うさぎ』(ver.3)は、2014年4月からおこなわれた医師支援の様子をわたり病院がニュースとしてまとめ、同病院のホームページで紹介しているものです。ニュースのver.2は2013年度の医師支援、ニュースのver.1は2012年度の医師支援に関するニュースです。今回、『雪うさぎ』ver.3(2014年シーズン)のニュースを紹介し、民医連内外の多くのみなさんに福島の医療機関のふんばりと、全日本民医連の医師支援について知って欲しいと思います。そして、近い将来日本中のすべての医師に、医療生協わたり病院や桑野協立病院への支援、民医連だけでなく原発事故に苦しむ福島の医療機関への支援に取り組んでいただけるようになるといいなと思います。

福島の人たちは我慢強く、「助けてほしい」とはなかなか言葉になって伝わっては来ません。それでも、福島への支援は、日本のすべての医療人にとっての課題だと考えます。日本で医師として成長する過程の中で、すべての医師が福島の現状について学び、福島を直接に支援することが必要ではないかと思います(かなり勝手な思い入れも入っていますがご容赦ください)。
日本医師会や、厚生労働省、そしていま後期研修の見直しに大忙しの日本の医学界のみなさんには、先づ優先して検討すべきは(後期研修制度の細部の具体化ではなく)、福島の人たち、福島で働く医療の仲間たちを同じ医療人としてどうささえるかということではないかと(私は)強く言いたい。

これまでのプライマリ・ケア連合学会との話し会いの結果、わたり病院への支援元となる病院の家庭医プログラムについては、事前に修正を届け出ることで、例えば1ヶ月の福島支援は、専門医取得のうえでの必要なプログラム期間として認められることになっています。家庭医プログラムに学ぶ民医連内外の青年医師、後期研修医にはぜひ積極的な検討をお願いできれば幸いです。
わたり病院は原発事故前から家庭医育成のためのプログラムを有していましたが、事故後も、(短期、長期の)家庭医後期研修への要望に応えることのできる意思と体制は持っていますので、ぜひとも家庭医・総合医を希望される方は、研修のプログラムのなかで検討してください。それでも本当のところはどうなのと不安に思われる方もいるかもしれませんが、下記のニュースに登場する青年医師に直接問い合わせいただくと、リアルな話が提供されると思います。

わたり病院を支援をしたい、わたり病院での初期研修を考えたい、後期研修をわたり病院でしてみたい、後期研修のうちの1ヶ月を福島でおこなってみたい、桑野協立病院の当日直なら協力できるなどと考えた医学生、初期研修医、医師の方がいらっしゃいましたら、全日本民医連までご相談下さい(メールアドレス ishi@min-iren.gr.jp 担当:医師部・徳山まで)。
最後に『雪うさぎ』(ver.3)のNo.1に登場した、立川相互病院から何度も福島に足を運び支援をしてきた飯山きえ医師の以下の言葉をみなさんと共有できればうれしいです。

 「支援する医師がみんなで繋いでいけるといいと思います」 
      ・・・飯山きえ医師(東京民医連・立川相互病院) ニュースNo.1より・・・                                  2014年9月4日
イコリス事務局

以下の『雪うさぎ』はクリックするとPDFファイルで表示されます。新しい号が発行された時は追加していきます。







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