貴重な自然と住民の平穏な生活を破壊する沖縄・高江でのヘリパッド建設工事の強行はただちに中止せよ

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    医学生 初期研修医 後期研修医 医師

2011年3月2日
全日本民主医療機関連合会
会  長  藤末 衛

 防衛省・沖縄防衛局は昨年12月22日早朝、沖縄県東村高江で米軍ヘリパッド(ヘリコプター離着陸帯)を建設する工事を突然強行し、その後も断続的に工事を強行しています。さらに沖縄防衛局は、絶滅危惧種ノグチゲラの営巣期(3月~6月)にも工事を強行する姿勢です。
防衛省は昨年1月に座り込みを続ける住民団体の共同代表2人を「通行妨害」として提訴しました。那覇地裁は現地調査なども行い、双方に対話を提案してい ます。ところが、沖縄防衛局は高江の住民が話し合いを求めているにもかかわらず耳も貸さず、地裁の提案を無視し、問答無用で工事を強行し続けています。ヘ リパッド建設の是非が裁判で争われているさなか、地裁の提案をも無視した暴挙であり許すわけにはいきません。
ヘリパッドの建設計画は日米特別行動委員会(SACO)合意にもとづき、北部訓練場の一部返還を口実に、6つのヘリパッドを高江に追加建設するというも のです。既存の15と合わせて21ものヘリパッドが集中し、負担は増大します。新たに建設が計画されている6つのヘリパッドは高江区を取り囲み、一番近い ところは住宅から400mにつくられるとのことです。こんな近くでヘリが飛べば耐え難い爆音が住民を直撃します。いまでもヘリは夜10時を過ぎても住宅上 空を飛び、ライトで住宅などを照らしながら訓練を行っています。新たなヘリパッドができれば住民への被害がより深刻になるのは明らかです。これ以上高江の 人びとを苦しめることは止めるべきです。
建設予定地の「やんばる」は、亜熱帯の豊かな自然が広がり、ヤンバルクイナ、ノグチゲラなどの貴重・希少な動植物の宝庫です。人殺しの部隊である海兵隊 の訓練のために「やんばる」の自然を分断し破壊することなど言語道断です。北部訓練場は普天間基地のヘリ部隊の訓練場です。普天間基地を撤去させる上でも ヘリパッド建設は許されません。
全日本民医連は、米軍の要求を優先し、東村高江の住民の平穏な生活と貴重な自然を破壊するヘリパッド建設工事をただちに中止することを求めます。私たち は、沖縄県内への新基地建設に反対してたたかっている沖縄県民と連帯し、政府が沖縄県内への新基地建設を断念するまで、ひきつづき奮闘する決意です。

以上

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