2014年度新入医師オリエンテーション

2014年度新入医師オリエンテーション

 

4月8日~9日、新入医師オリエンテーションが東京で行われ、民医連で研修を開始した129人の研修医が参加しました。今回で5回目になるこの取り組みは、新入医師が一堂に集い、民医連の歴史や理念、活動方針などを学び、繋がりを持つことが目的です。
 

【歓迎の挨拶】
増田剛医師(全日本民医連副会長・医師部部長)

全日本民医連は60年を迎えました。民医連の特徴は、
①医療機関として最良の医療を提供すること
②地域住民といっしょに共同の営みをすすめてきたこと
③国全体が「やさしい国」になるよう憲法の理念に沿って「国民の苦難あるところに民医連あり」の立場で取り組んできたことです。
伊勢湾台風、阪神淡路大震災、東日本大震災などへの取り組みもそうです。民医連を好きになってほしい。

 

【記念講演】
「パブリックヘルス・マインドをもった医師になろう」
講師: 近藤尚己医師(東京大学大学院 医学系研究科准教授)

・健康は生活習慣に大きく影響されることはよく知られているが、社会環境も健康の大きな要因になる。
・社会疫学の考え方は「健康の多くは社会環境で決まる」。
・所得格差が健康格差に繋がり所得水準に関係なく死亡率を高める。
・景気動向や政府の政策が健康に与える影響は顕著で、バブル期に不健康になったり自殺した人は管理職や専門職に多い。
・民医連では患者の背景にある社会を感じることができる。
・健康日本21や地域包括ケアシステム等、パブリックヘルスは今が旬。
・若年性糖尿病調査やHPH等、民医連は社会疫学活動を牽引している。
・民医連で研修する機会を最大限いかしてパブリックヘルス・マインドをもってやってほしい。

 

 

【先輩医師からのメッセージ】

 

 

千葉茂樹医師(宮城・坂総合病院/11卒/リハビリ)
「自分の医師像を考えながら研修を。スタッフに感謝の気持ちをもって、同期とは悩みの相談ができる関係づくりが大事。全国の病院と比べるより、まず自分の病院で認められる医師になろう!」
 

 

宮崎香織医師(沖縄・沖縄協同病院/11卒/救急)
「心と体の健康が第一。コメディカルスタッフと仲良く、常に研修医として育てて頂く姿勢で。大学病院の同期と比べすぎないこと。女性医師の皆さん、家庭と仕事の両立はうまくバランスをとりながら、何らかの形で医療に関われるよう頑張りましょう」
 

 

草野超夫医師(京都・京都民医連中央病院/11卒/家庭医)
「自分のペースで、研修を楽しめるようになること。患者さんの役に立つ喜び、周囲から認められる喜び、レベルが上がっている喜びを感じられたら。余裕があれば自分の病院のこと、自分の働く地域のことも考えてみるとよい」

 


2014年度新入医師オリエンテーション動画