2015セカンドミーティング

2015年度全日本民医連 初期研修2年目のセカンドミーティング

 

全日本民医連初期研修2年目のセカンドミーティングが2015年5月16日(土)~17日(日)に東京で行われ、初期研修2年目の研修医110名が参加しました。このミーティングは1年間の初期研修を修了し研修内容や医師としての成長・気づきなどを同世代で意見交換・交流したり、自分の医師像やすすみたい診療科、専門医・認定医取得等を相談する目的で行われました。

 

シンポジウム

シンポジウムでは「民医連の後期研修を語る」をテーマに後期研修中の3名の医師から、入職前の思いから初期研修、後期研修を終え現在の思いとどう変わっていったのか、変わらなかったのかなど、参加者と同じ悩みを経験し今があることを紹介し、後期研修に向けてのアドバイスがありました。

 

 

奥野理奈医師(東京・立川相互病院・小児科/10年入職)は、入学直前に立川相互病院を実習(小児科外来を見学して感動)、一貫して小児科志望はぶれず現在も小児科医として勤務している経験を語りました。

 

奥野理奈医師
奥野理奈医師

 

 

大学在学中(病院実習中)はピンとくる診療科がなかった外山和隆医師(大阪・耳原総合病院・外科/04年入職)は、初期研修、後期研修を民医連で終え外部研修に行くことはなかったと話しました。

 

外山和隆医師
外山和隆医師

 

 

鈴木諭医師(群馬・利根中央病院・総合診療/05年入職)は青年医師の悩みとそれを解決していく過程で医師として成長し、民医連の良さもわかってくる事、悩みは今後の大切な糧となると語りました。

 

後期研修に向けてのアドバイスでは「どんな医師になりたいのか?どこで、どういう人たちのためにどんな医療をするのか、したいのか」の問いに、「そのために必要な研修と働く場所を選べばいい」「やりたい事が見つからない場合には選択を保留、無理に決める必要はない」「診療フィールドを決めることでやりたい事、やらなければいけない事が明確化する」と語り、

 

また「民医連の医者はみんな総合医であり家庭医であり、民医連では自然発生的な多職種協働のチーム医療が行える」「地域住民に育てられる医師であり、全国には仲間がおり連携協力ができることを知ってほしい」「初期研修は悩みも多いが解決するには相手を知ること、コミュニケーションをとることが大切であり、様々な医療機関と交流し、民医連の良さを感じてほしい」とアドバイスを送りました。

 

それぞれの医師は、外部研修も行ったうえで「自分のやりたい医療をやらせてくれるのは民医連だ。という思いに至ったことを伝えたい。」という趣旨で話をされました。

 

鈴木諭医師
鈴木諭医師

 

 

希望科ごとに分かれての交流会

16の診療科でブースを設置し、後期研修での専門医資格の取得や研修の進め方について約1時間半にわたり研修医の相談に応えました

 

交流会1 交流会2

 

交流会3 交流会4

 

 

 

勉強会

「他科で役立つ診療Tips」と題して、小児科、精神科、産婦人科、整形外科、感染症科の5つの診療科によるレクチャーを行いました。

 

勉強会1 勉強会2

 

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