2025年 高校生・予備校生一日医療探検
勤医協中央病院では、高校生・予備校生を対象に夏の医療探検を受け入れました。
今年度はたくさんの申し込みをいただき、予定より多く受ける形でスタートしました。
この企画では、医師の仕事だけではなく、多職種の関わり、連携の大切さを知ってもらうことを重視しました。
放射線部門では、放射線を使う様々な検査の特徴について話してもらいました。
体内の様子を画像化するCTでどのように検査ができるのかの説明を受け、その結果を医師へ情報提供することで、根拠のある診断をサポートしていることを知りました。
その他の他職種体験企画では、薬剤・看護・リハビリテーション・病理・検査・栄養の部門を日替わりで周りました。多くの職種がまわりでサポートし、一人の患者さんへの医療が成り立っているという話に参加の生徒さんは聞き入っていました。
もうひとつ力を入れたのが、無料低額診療制度の紹介です。
医療福祉課のソーシャルワーカーから「医師になったときに、目の前にお金がないからと治療を拒む患者さんがいた場合に、治療をあきらめてほしくないし、医療する側も決してあきらめたくない。そのためにこの制度のことを覚えていてほしいです」と熱いお話がありました。
「無料・低額診療、このような試みがもっと全体へ広がっていくといいなと思った」「無料低額での医療の提供に力を入れることによって、医療を平等に人々へ届けることが可能になる。実際金銭面で医療をあきらめる人への大きな救いであると思う」など感想が寄せられました。
ほかに研修医の先生たちとのミニ懇談・記念撮影も大好評でした。
掲載日:2025年8月15日/更新日:2025年8月19日