日本病院会(日病)は会員病院向けに提供している情報資料の中で、第1回専門医に関する委員会報告書を公開 日本専門医機構8月3日理事会にむけた制度検討委員会資料などの機構資料も
日本病院会(日病)は会員病院向けに提供している情報資料の中で、第1回専門医に関する委員会報告書を公開しています。あわせて日本専門医機構8月3日理事会にむけた制度検討委員会資料などの機構資料も提供されています。同委員会は、「新しい専門医機構の動きが見えにくい中、各専門学会が大学中心の議論を進めているという状況に、会員や複数の病院関係者から危惧する声があがり」発足させたこと、委員の所属する国立、地域医療機能推進機構、自治体、日赤、済生会、厚生連、私的病院などに議論を「持ち帰り検討していただき、何らかの形で発表したい」とあります。
日病はこの会議をうけて、「新専門医制度に関する意識調査」を緊急に実施。その調査報告もまとめられています。報告書には「結局は大学病院に集約してしまう」「医局への研修中の入局は認めないようにすべき」「一定の施設以外は応募できないように圧力をかけている地域も」「結局大都市に医師が流れる」「6ヶ月の基幹施設の研修の給料はどこがはらうのか」「サブスペシャルへの移行が曖昧」「若い医師の将来性を狭める」「もっとゆるやかな制度に」「閉じられた組織の機構は問題」「学会内部の議論も一部の大学関係者の議論」などの問題点が列挙されています。
*下記画像は日病資料より作成
掲載日:2015年9月10日/更新日:2015年9月10日