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パレスチナ・ガザから見える「人間の命と尊厳を守る」とは何か~医師・医学生・高校生の視点から~

4月28日に医学生ミーティングを開催し、当院の初期研修医・医学生・高校生13名が参加しました。今回は勤医協札幌病院の猫塚義夫医師より北海道パレスチナ医療奉仕団として、昨年11月から約1カ月間、パレスチナのヨルダン川西岸地区を中心に行った医療・子ども支援活動について講演いただきました。

 紛争が起きた発端のお話やイスラエルの侵攻により、水・食料・トイレ不足など過酷な避難生活の中で継続される空爆。第16次支援活動は老人保健施設や教会、難民キャンプなどで340名以上の治療に当たりました。今後、この紛争が続いていくのか。どうしたら止められるのか。平和であることの大切さをみんなで考えました。猫塚医師から「日常生活で1%でもガザ・パレスチナの解決のために自分ができることを考えて欲しい」とメッセージが送られました。

 参加した学生からは「政治や宗教の影響で子どもたちの夢が揺らぐ厳しい現状であることがわかった」「ライフラインが枯渇しており、助けたくても助けられない現地での活動の難しさを認識した」など感想が寄せられました。

今後も様々な視点から問題を捉え、医師としての役割などを考えていける場を作っていきたいと思います。

掲載日:2025年5月9日/更新日:2025年5月9日

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