日医理事会速報より|総合診療専門医に懸念を表明 ─日本専門医機構社員総会─ (報告・横倉会長)

日医理事会速報は、日本専門医機構社員総会において、総合診療専門医に日医として懸念を表明したことを報じています。理事会への報告は横倉会長がおこなったようです。

この報告からは、専門医機構について、事業計画や予算も示されないまま開催され、けっきょく継続となったことなど、組織運営についての批判が集まっていることを読み取ることができます。

以下日医理事会速報を引用・紹介します。

総合診療専門医に懸念を表明
─日本専門医機構社員総会─
(報告・横倉会長)
 日本専門医機構社員総会が十一月十七日,都内で開催された.
 議事次第は,(一)報告((1)事業報告(2)厚生労働省「難病指定医」),(二)協議((1)役員(監事)の交代(2)社員の入会金・年会費),(三)その他─についてであった.
 本専門医機構は五月に設立され半年が経過したが,組織の運営上,バランスや配慮を欠いている面があるとして,当日は,社員から厳しい意見が出された.
 各学会から特に要望があったのは,現在は,その領域の代表者である個人が社員となっているので,社員を基本領域の学会そのものに変更して欲しいということであった.
 また,本機構の理事会と各学会が意思疎通を密にして欲しいということについても多くの意見が出された.
 当日の社員総会についても,事業計画や予算が示されずに開催されたことに対して複数の社員から意見が示され,結局,社員総会は閉会せずに,一カ月後を目途として再開するということで意見が一致した.
 総合診療専門医については,医師会として最も注視している点であるが,「かかりつけ医との関係性が明確でないので,このまま育成を進めれば地域医療に大きな混乱が生じかねない」と発言した.
 (二)の(1)では,門田守人がん研究会有明病院長の監事からの退任と今村副会長の監事への就任について了承された.(二)の(2)については,継続審議となった.
http://www.med.or.jp/nichinews/n261220c.html

沖縄協同病院はマッチングで追加募集を1名おこなっています

初期研修医二次募集のお知らせ

2014/12/19 掲載

平成27年度に採用する初期研修医の二次募集を行います。


【待遇】当法人規定に基づき支給

【連絡先】 Tel:098-853-1200(内線:3250)
      担当:照屋瑞男、大城拓也

詳細は担当者からあらためてご連絡致します。

他の民医連の病院については以下のページからご確認下さい
http://goo.gl/sEpsSM

新専門医制度に関する整形外科領域の動向についての情報

新専門医制度の整形外科領域に関する動向についての情報です(整形外科学会と専門医機構とのやりとり)

専門医機構によるヒアリングの中で、これまで整形外科学会が出していた大学病院を必ずまわるという案は認められず、その替りに基幹病院研修を義務付けるということになりそう

この基幹病院のハードルはかなり高く、実質大学病院になりかねない

1)英文論文 年間30以上
2)手術件数 年間500以上
3)整形外科病床 30床以上
4)司書のいる図書館
5)専門医1度位上更新の専門医が5人以上
6)DPC1.2群

おそらく全国で200施設程度ではないかとの説明も整形外科勤務医会ではあったそうです

そのほか、カリキュラムには目標達成時期の設定が必要と指摘されたので、13項目中、説明能力や一般的読影能力など、個別分野以外は2年目、4年目などに時期設定することになるどろうとのこと

更新についても、2016年からは100例の診療実績報告(氏名、病名程度でよさそう:ただし十例程度はやや詳細な内容)、勤務実績証明、研修単位のうち医療安全と感染を含めることとなりそう とのことです

今後については、来年1月に再度ヒアリングが機構によっておこなわれ、さらに詳細が詰められるようです

寄稿|「ハンガリーから医師をめざす日本人」というニュースを見て(徳山通・全日本民医連医師部)

2014年10月19日 NHK放送 特集 アジア・太平洋 ヨーロッパ・ロシア

ハンガリーから医師をめざす日本人

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この秋、NHKのニュースで何回か「ハンガリーから医師をめざす日本人」というニュースが取り上げられています。こうした番組をみた感想が寄せられましたので紹介します
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「ハンガリーから医師をめざす日本人」というニュースを見て

寄稿 徳山通(全日本民医連医師部)

全体で270人の日本人留学生がハンガリーで医師をめざしているとの報道がNHKでされた。これまでも300人近い医学生がハンガリーにいるとの情報は あったが、それを裏付ける報道だ。ルーマニアやブルガリア、ポーランド、中国など、医学生を世界中から集め、大学の資金源にするような動きは他の国にもあ り、日本から相当数の学生が海外の医学部で学んでいることが推測される。

この報道とは別に、ハンガリーで医師免許を取得し、日本の国家試験の受験を申請、予備試験を免除され直接国家試験の受験につながった学生が2014年2月の国試を7名程度受験し、合格者もいることは確認されている。

これまで東欧の医学部からは予備試験(10 人に一人程度しか合格しないといわれる)に回されると思われていただけに、ハンガリーの大学から日本の医師をめざす場合、成績や申請の準備次第では予備試 験ではなく国家試験を受験できる(厚生労働省は一人ひとり審査の上で判断しているという立場)ことは、ハンガリーで学ぶ学生にとっては明るい希望だろう。

ハンガリー以外の国から国家試験の受験を希望した学生がどのような扱いとなったかについてはまだ十分な情報はないが、中国医科大学を卒業した学生についても成績と申請の準備次第で予備試験を免除されていることなどは確認されている。

また、北京大学など5年制の医学部の場合、一律に予備試験を課していた点については、大学の授業時間やカリキュラムによっては、予備試験ではなく直接国試にいけるとする規制緩和があったことは報じられているとおり。

今年の国家試験についていえば、海外の大学を卒業して医師国家試験を申請した学生の中には、日本語診療能力試験という事前の面接審査で振り落とされた人も いる。また、申請書類の作成には莫大な労力や時間がかかり、とても個人だけの責任でできるものではなかったという報告や、申請についても業者の力を借りる と費用がかかったといったいった話、低学年から日本の国家試験を意識した勉強も強いられ、よほどモチベーションが高くないと卒業までたどりつくのは困難と いった話や、国によっては書類作成のために賄賂が必要があったという話も伝わってくる。

全日本民医連にも、日本の私立大学より東欧の医学部のほうが費用が安い、国立は試験科目の関係で断念せざるをえない、英語で勉強できるので将来はアメリカ で働くことができるので海外の医学部進学を考えているという相談が高校生から寄せられる。すでに医学生となった東欧の学生から家庭の事情で奨学金が必要に なったといった相談もある。

海外で学んでまでしても医師になりたいという意気込みは評価したい。しかし、冷静になって業者の宣伝に目をとおして見て欲しい。医師になって後にアメリカ に留学するのと働くのではビザの問題でもクリアすべきハードルは違うし、それはヨーロッパで働くにしても同じこと。EU共通の免許だから働きたい国で働け るわけでもないのではないか(このあたりのことに詳しい方がいればご指摘下さい)。日本と現地を往復する費用はどれくらいかかるかといったことや、進学後 に業者に毎年支払う費用はどれくらいかかるか、現地にサポートの体制は整っているのか、何人の学生が語学の壁や諸事情で脱落しているのかなど、業者が明ら かにすべき情報は多いのではないか。開示の請求に誠実に業者は応えてくれるかどうかも大切なポイントだろう。そもそも、現地で生活したり、現地の患者が英 語を話すわけでもないので、現地の言葉の習得の必要も考えると、英語だけでなく、ハンガリー語、そして日本語の医学用語や国試対策なども必要となる。も し、これから医学部を受験するのならば、日本の国公立大学をめざして受験勉強をしたほうが、(日本で医師になることを考えたら)近道だと思うのは私だけで はないだろう。ただ、日本での医師免許さえ前提としなければ、医師になる選択肢のひとつではあるのかもしれない。

いずれにしても業者の話をすべて鵜呑みにするのは避け、必要な情報開示を求め、冷静に検討したたほうが良い。

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